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この記事では、
- 転職を考えているが、失敗してしまわないか不安だ
- 転職にはどのようなメリットとリスクがあるのか
- 既に転職済みで、転職に失敗してしまったと感じている
といった方向けに、私の妻の転職の実例ももとにしながら、転職のメリットとリスクについて解説していきます。
私は転職活動のみ経験があり、実際に転職はしていませんが、妻は2回転職を経験しています。
1度目の転職は失敗の部類でしたが、2度目の転職で誰もが知る大企業に転職できました。
年収は300万以上増加、福利厚生も充実した環境で現在働くことができています。
【筆者について】
英語圏海外駐在経験5年の経理マンです。
【経歴・資格など】
・TOEIC500点から945点までスコアアップし、20代で海外赴任の機会を得る。
・簿記1級は受験3回目で何とか合格。
・現在、新卒で入った会社に10年以上勤務中も、一時期転職活動を行っていた。
妻が転職2回で年収を300万上げた強者であることもあり、転職事情にも知見がある。
まずはリスクから見ていきます。
転職のリスク3選
1.今まで築いてきた経験・評価がリセットされる
前職で高評価であったとしても、転職先でも同じように評価されるとは限りません。
また、中途採用の場合、初めから即戦力を期待されているのでプレッシャーも大きいです。
最初は「お手並み拝見」というような態度の転職先の人もいるかもしれません。
実際、私達も新しい人が中途で入社してきたら、程度の差こそあれ、こういった態度を取ってしまうものですよね。
また、前職に何年勤めていたかによりますが、長年勤めたことで自然に行えていたことが、会社が変わることでできなくなることもあり、こういった小さなことが積み重なってストレスを蓄積してしまうこともあるようです。
会社によって業務の進め方は違います。
特に効率化された環境からの転職や、大きい企業に転職した際には、承認一つにしても手続きが煩雑に感じてしまうことがあるようです。
しかし、ここで前職の経験や習慣にこだわると、環境に適応できないというレッテルを貼られてしまいますので、新しいやり方にきちんと従うようにしましょう。
改善すべき点があると思ってもそういった提案は入社して一定の評価を得てからすべきです。
2.新しい会社で一から人間関係を築かなければいけない
新しい上司や同僚と一から関係を築かなければならないのは地味に大変です。
すぐには打ち解けられないと思います。最低半年くらいは時間がかかると思っておいた方が良いでしょう。
ちなみに、これは妻の談ですが、転職して感じたのが同期の重要性とのです。
別の部署に話を聞かなければいけないときにその部署に同期がいれば気軽に質問できましたが、それができないとなったときに億劫な気持ちになったそうです。
転職した場合、同時期に中途入社する人もいるかもしれませんが、純粋な意味での同期はいなくなりますので、ここも注意点です。
また、仕事を進めていく上でキーパーソンを抑えることが重要ですが、これも一から始めなければなりません。
自部署のキーパーソンはすぐに把握できるとして、関係部署の人たちも一から把握していかなければなりません。
業務以外のところ(社内活動や飲み会等)でも地道に交友関係を広げていく必要があります。
幸い私の妻は転職先の2社目と3社目では、上司・同僚には恵まれていたようです。
3.転職理由の不満が解消されない、別の新しい不満が出てくる
例えば、
- 人間関係が理由で転職したのに、転職先の上司もハラスメント気質だった。新しい同僚との相性もよくない
- 任された業務内容が当初思っていたものと違った
- 配属された部署が思っていたよりも残業が多い部署で肉体的・精神的に辛い
といったことがあり得ます。
せっかく転職したのに転職先でも不満のある状況に陥ってしまうのは残念ですが、入社してみないとわからない部分もあります。
転職エージェントの意見としては、どうしても許容できなさそうな場合でない限り、あまりに早く転職するのは経歴的に好ましくないので、最低2年程は続けるべきのようです。
逆に最低でも2年間は働くという決意を持って転職すべきということだと思います。
転職のメリット3選
1.年収を一気に上げられる
年収の高い企業に移ることで、年収を一気に上げることができます。
実際、私の妻は転職を2回して年収を300万上げることができました。
年収を選ぶ場合に重要なのは、業界と会社の規模です。最初の会社は創業してから20年程の比較的新しい会社でした。
2社目は業界の中では大手と言える会社でしたが、業界の給与水準があまり高くありませんでした。
現在勤めている会社は、給与水準も高めの業界で誰でも知っているような超大手企業です。
妻の業務内容はそこまで大きく変わっていませんが、年収は300万以上増えたのです。
同じ会社で働き続けた場合、頑張ってもせいぜい1万円/月上がれば良かった方ではないでしょうか。
また、2回転職活動した経験では、転職先の給与決定時には前職の給与を考慮してくれる会社が多い印象だったとのことです。
業界選び・会社選びを間違えなければ、やはり転職は年収を一気に伸ばす有効な手段になります。
2.前職での評価・人間関係をリセットできる
転職してしまえば、今までの評価はゼロになります。
転職に成功した場合は、きちんとした会社であれば採用されている時点でそれなりに期待されているということになりますので、おそらく良いスタートを切れることでしょう。
転職の理由が業務内容にある場合でも、面接時に業務内容のすり合わせができていると思うので解消できる可能性が高いです。
ただし、転職の理由が人間関係の場合は、新しい会社で不満が解消されるかは運次第になります。
いずれにしても転職後は人一倍頑張る必要があります。
私の妻も採用されて最初の一年は認めてもらえるようにかなり努力していました。特に次のようなことを意識していたそうです。
- 会社の風土に合わせるように努めること
- 新しい上司・同僚と良好な関係を築くこと
- 仕事でも成果を出す(半年目安)
結果、妻は短期間で昇格することができ、給与を更に上げることができました。
3.会社への依存度が減る
妻曰く、一度転職すると転職そのものに対する抵抗がなくなるそうです。
慣れすぎて頻繁に転職するのはあまり好ましくありませんが、これからの時代、会社への依存度を減らしていくことは重要だと思います。
また、一度転職活動をしたことで、下記の通り自分の市場価値を気にかける習慣がついたそうです。
- 転職市場全体の動向(売手市場か買手市場か)
- 転職市場で求められているスキルは何か
- 今の自分の年収は適正か
こういうことを意識することで、現職で経験を積む際にも市場価値が上がる経験を能動的に取りに行くことができるようになれそうです。
まとめ
まとめになりますが、転職におけるリスクは次の通りになります。
また、転職によるメリットは次の通りになります。
妻の実体験も踏まえながら、転職のメリットとリスクについて解説しました。
妻も2回目の転職で大成功と言える結果を掴むことができましたが、1回目の転職が微妙であったように必ずしも転職が成功するとは限りません。
転職のメリットとリスクを勘案した上で、転職市場の市況を判断し、自分に対する客観的な評価を知って行動を開始するのが良いと思います。