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この記事では、狙っていた海外赴任を20代で現実のものにできた著者が、
・海外赴任を希望している
・どうすれば海外赴任できるのか
といった方のために海外赴任できる確率を上げるための方法を解説していきます。
【筆者について】
英語圏海外駐在経験5年の経理マンです。
【経歴・資格など】
・TOEIC500点から945点までスコアアップし、20代で海外赴任の機会を得る。
・現在は日常的にビジネスで英語を使用。
・簿記1級保有者。
方法① 今の会社で海外赴任する
まずは今の会社で海外赴任する方法を解説していきます。
海外赴任者が多い部署に所属する
これが一番重要です。
なぜなら、海外赴任者が多い部署に所属することで、海外赴任できる確率を上げることができるからです。
もし既にそういった部署にいるのであれば、いずれ順番が回ってきて海外赴任できる可能性が高いでしょう。
逆に、今の部署に海外赴任者がいない場合もしくは少ない場合、海外赴任できる可能性は少ないでしょう。
この場合、海外赴任の可能性が高い部署への異動を希望するか、それが難しければ海外赴任の可能性のある企業に転職するしかありません。
周囲へアピールする
海外赴任の可能性が高い部署に所属した上で、周囲にしっかりとアピールをしていきます。
実績が見えるアピール
・高い評価を取る
まず、海外赴任者として選ばれるために、日頃から「高い評価」を得ている必要があります。
会社の中で出世と今後の活躍を期待されている人材でなければ、海外駐在員に選抜してもらえることはありません。
海外駐在員全員が必ず 偉くなるかと言われるとそうではありませんが、多くの会社では海外赴任は出世への登竜門と捉えられています。
・TOEIC・英検などで英語力を証明する
具体的には、TOEICであれば800点以上、英検であれば英検準1級があれば、英語力のアピールとしては十分なレベルと言えるでしょう。
出典:IIBCホーム >【公式】TOEIC Program 公式】> 【活用事例】海外出張や赴任の基準
なぜか日本企業ではTOEICの方が評価されやすいようなので、どちらにするか迷ったらTOEIC800点以上を目指しましょう。
・海外出張の機会があれば進んで引き受ける
海外で仕事をした実績を積んでおけば、海外赴任者の選定の際に名前が上がりやすくなります。
かつての出張先に海外赴任となる可能性もありますので、今後のための人脈作りという点でも役に立つかもしれません。
実際、私は出張で行ったことのある拠点に海外赴任となりました。
目に見えないアピール
・上司へのアピール(特に人事権を持つ人物が重要)
評価面談等で今後のキャリアについて聞かれたときに「海外赴任したいです」とストレートに伝えましょう。
これで次の海外赴任者を選定するときの候補として、名前が上がりやすくなります。
また、飲み会の場もアピールの場として使えます。
私は行きたくもない飲み会に参加したときに酒の勢いも借りて、人事権を持つ担当役員に「海外行きたいです」とアピールしました笑
結局人事は決定権のある人が決めるので、地味にこれが一番威力があったのではと妄想したりしています。
・現職の海外赴任者へのアピール
現在海外赴任している人へのアピールも大切です。
たまに海外赴任者が出張等で日本に来たときに飲みに行くなどして積極的に交流しましょう。
海外赴任のリアルな声を聞くことができますし、人事権決定者が後任者を選ぶ際に現職の人に相談することもあり得るので、交流しておくに越したことはありません。
家族・パートナーへのアピール
少し話が逸れてしまいますが、家族やパートナーには、海外赴任を狙っている・海外赴任の可能性があるという点は必ず伝えておくべきです。
海外赴任は家族の人生計画にも大きな影響を与え得るイベントです。
・単身か?家族帯同か?
・配偶者の仕事はどうするのか?
・子供の教育は?学校は?
など、考慮すべき事項がたくさんあります。
突然海外赴任の辞令が出たときに問題にならないよう、事前に可能性くらいは伝えておきましょう。
方法② 転職して海外赴任する
前述の通り、今の会社で海外赴任が難しそうであれば、海外赴任の可能性のある企業に転職するしかありません。
ここからは、海外赴任しやすい業界・企業を紹介していきます。
海外赴任しやすい業界・会社を選ぶ
海外赴任しやすい業界
海外赴任しやすい業界は次の通りです。
・大手メーカー
【海外勤務が多い企業ランキング】チャンスがあるのは日系・外資系どっち? 出典:転職鉄板ガイド
・総合商社
・海運業界
・建設業界
・プラント業界
・金融業界
やはり、グローバルにビジネスを行っている大手メーカーや総合商社が海外赴任しやすい業界になります。
金融業界もグローバルで活動している日本企業を支えるために多くの国で現地法人や支店を設置しています。
海外赴任しやすい企業
次は更に細かく、海外赴任しやすい企業を見ていきます。
海外赴任しやすい企業ランキングは次の通りです。
【海外勤務者が多い企業1〜30位】
海外勤務者が多い会社トップ200ランキングより抜粋 出典:東洋経済オンライン
トヨタ自動車やソニー、総合商社が上位に名前を連ねています。
ただ、これはあくまで海外赴任者の人数ですので、実際の海外赴任のしやすさという点では海外勤務者数÷従業員数の比率を見るべきです。
例えば1位のトヨタの比率は「2,450÷75,218=3.3%」であるのに対し、2位のソニーは「1,400÷16,659=8.4%」であることから、数字的にはソニーの方が海外赴任できる可能性が大きいということになるでしょう。
いずれにせよ、海外赴任を狙って転職する場合は、上記のようなグローバル企業に絞って転職活動を行っていく必要があります。
海外赴任が前提となっている求人に応募する
当たり前ですが、海外赴任しやすい企業に転職した場合でも、必ずしも海外赴任できるとは限りません。
もし海外赴任できなければ転職前と状況は同じで、転職した意味がなくなってしまいます。
よって、確実性を持たせたいのであれば、海外赴任が前提となっている求人に応募するのが良いでしょう。
ただし、こうした求人は応募の時点で一定レベル以上の英語能力が求められている場合が多く、難易度が高いという点に注意が必要です。
海外赴任したいなら、外資系企業は避ける
海外赴任したいなら外資系企業の日本法人は避けるべきです。
外資系企業の日本法人はあくまで出先機関であるため、外資系企業の本国から人が送られてくることはあっても、逆に日本法人から本国等に人が送られる機会はそう多くはありません。
日本企業を見ても、日本企業の海外子会社の従業員が日本に駐在員として派遣されるケースは少ないと思います。
それと構造は同じです。
ただ、ビジネスで英語を使う環境であるのであれば、中期的な目線で外資系企業を選ぶのはアリかもしれません。
ただ、外資系企業でも従業員がほぼ日本人で日本語しか使わないといったようなところもあるようなので、注意が必要です。
一般的には、外資系日本法人では、役職レベルが高いほど英語を使用する頻度が上がっていきます。
参考記事
外資系企業で働くには英語力はどれくらい必要?
出典:マイケル・ペイジ・インターナショナル・ジャパン株式会社
まとめ
まとめになります。
方法① 今の会社で海外赴任する
・海外赴任者が多い部署に所属する
・周囲へアピールする
方法② 転職して海外赴任する
・海外赴任しやすい業界・会社を選ぶ
・海外赴任が前提となっている求人に応募する
・海外赴任したいなら、外資系企業は避ける
私自身、海外赴任を経験したことでキャリア的にも人間的にも大きく前進できました。
あなたにもぜひ海外赴任への切符を掴んでもらい、自分の可能性を広げていっていただきたいと思います。