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この記事では、TOEICスコア600点台を取るための対策を解説します。
まず必要正答数を提示し、次におすすめの勉強法を解説していきます。
【筆者について】
英語圏海外駐在経験5年の経理マンです。
【経歴・資格など】
・TOEIC500点から945点までスコアアップし、20代で海外赴任の機会を得る。
・日常的にビジネスで英語を使用。
・簿記1級保有者。
TOEIC600点台のために必要な正答数
1.TOEIC600点には全体で60%の正答率が必要
TOEIC600点を目指すにあたって、まずは必要な正答数・正答率を把握します。
公式問題集の点数換算表や自身の受験スコアから推測すると、TOEIC600点を取るには大体60%の正答率が必要と思われることがわかります。
ただし、問題の難易度によって必要な正答率は変わってきますので、安全を期すならば65%の正答率を目標とするのが安全かもしれません。
下記が公式問題集7の点数換算表から抽出した正答数と点数の対応表になります。
出典:公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7より集計
また、少し点数が低いですが、著者がTOEIC540点だったときの公式認定証(アビメ)もご参考に添付しておきます。
600点に届いていないこともあり、ABILITIES MEASUREDの平均が60%を下回ってしまっていることがわかります。
2.セクション別正答数の目安
以下が60%の正答率を得るための、セクション別正答数の目安になります。
Part1 04問/06問 正答率66.7%
Part2 15問/25問 正答率60.0%
Part3 23問/39問 正答率59.0%
Part4 18問/30問 正答率60.0%
リスニング計60 問/100問 正答率60.0%
Part5 20問/30問 正答率66.7%
Part6 10問/16問 正答率62.5%
Part7 30問/54問 正答率55.5%
リーディング計60問/100問 正答率60.0%
合計 120問/200問 正答率60.0%
TOEICはリスニングの方が点数を稼ぎやすいので、若干リスニングに傾斜して少し余裕をもった目標点数配分を設定してもいいと思います。
また、それぞれ得意なセクション、不得意なセクションがあると思いますので、上記はあくまで目安として頂き、最終的にはご自分で調整頂ければと思います。
TOEIC600点台のための勉強法
1.単語帳で語彙力の基礎固めをする
TOEIC 600点未満の場合、全ての英語学習の基礎となる語彙量が足りていません。
当時の自分を振り返ってみても、リーディングパートで自信を持って回答できていたのは、せいぜい6割くらいであったと思います。
まずは内容をしっかり理解できるようにするために、語彙数を増やしましょう。
なお、下記が各点数毎に必要な単語数の目安になります。
CEFRレベル | TOEIC | 英検 | 英検の級別目安英単語数 |
---|---|---|---|
C2 | |||
C1 | 945点以上 | 1級 | 約10,000〜15,000語 |
B2 | 785〜940点 | 準1級 | 約7,500語〜 |
B1 | 550〜780点 | 2級 | 約5,100語〜 |
A2 | 225〜545点 | 準2級 | 約3,600語〜 |
A1 | 220点以下 | 3級以下 | 〜約2,100語 |
上記図は下記資料及びウェブページより著者が集計・作成。
出典:
・各試験団体のデータによるCEFRとの対照表 文部科学省資料より
・IIBCホーム >【公式】TOEIC Program 公式】> TOEIC® Program各テストスコアとCEFRとの対照表
・英検1級英単語のレベルと単語力テスト
・英検準1級英単語のレベルと単語力テスト
・英検2級英単語のレベルと単語力テスト
・英検準2級英単語のレベルと単語力テスト
・英検3級英単語のレベルと単語力テスト
ウェブサイト「英語の友」より(運営者:旺文社)
上記図からTOEIC550点を取るのに最低約5,100語必要であることがわかりますので、余裕を持って考えれば、TOEIC600点台に必要な語彙量は6,000語程度と考えられます。
現在の学習指導要領によると、高校生までで3,000語勉強することになっていますので、そこで止まってしまっている方は、更に3,000語くらい語彙を積み増す必要があります。
2020年以降の学習指導要領では、高校卒業時のレベルが4,000〜5,000語となるようです。
参考:外国語教育の抜本的強化のイメージ 出典:文部科学省
もし、大学受験で英語をしっかり勉強した方は、すでに語彙量が5,000語程あるはずです。
そういった方は、あと残りの1,000語を補充すれば、600点レベルまで語彙量を上げることができます。
では、具体的にどの単語帳を使用するかですが、私のオススメは次の2つになります。
最初の「銀のフレーズ」はちょうど600点を狙う方をターゲットにして、必須の1,000単語をピックアップしてくれています。この教材を使うことで、効率的に勉強ができます。
基礎の400語
頻出の300語
必須の200語
発展の100語
「銀のフレーズ」は、600点台に乗せるという点で効率性を考えて、的を絞った作りになっており、短期的な点数増加に効果があると思います。
二つ目のスピードマスターですが、収録されている単語数は3,000語と、「銀のフレーズ」よりも広範囲に単語をカバーしていますので、安心感があります。
現時点での語彙量が少なく6,000語までの語彙量が遠い方はこちらをおすすめします。
2.TOEICの各セクションの問題形式を理解する
TOEICは非常に独特な試験だという印象を持っています。
例えば英検という試験がありますが、英検で時間が足りなくなるという人はあまりいないと思います。
英検は長文問題1問あたりの文章が長い分、しっかり読んで内容を理解するための時間も受験者に与えてくれます。
しかし、TOEICの試験時間設定は明らかに受験者に処理速度を求めています。
そのため、各セクションの問題形式を理解すること自体が、明確に点数のアップに繋がってきます。
そのためにはやはり、TOEICと同じ形式の問題を多くこなすことが必要になってきます。
TOEICの問題形式になれながら、テクニックも学べる一石二鳥の問題集として次の教材をお薦めしておきます。
3.600点台超えに特化した教材を使用する
どの教材で勉強するか悩んでしまう人や何が何でも短期で600点を超えなければいけない人は、600点超えに特化した教材を利用するのがいいと思います。
下記に参考として、教材を何個か上げておきます。
一番最初のシリーズは私も使用経験があり、700点オーバーの際にしっかり貢献してくれましたので、お墨付きを与えられます。
まとめ
まとめになります。
【TOEIC600点台のための必要正答数】
- セクション別正答数の目安は下図の通り。
Part1 04問/06問 正答率66.7%
Part2 15問/25問 正答率60.0%
Part3 23問/39問 正答率59.0%
Part4 18問/30問 正答率60.0%
リスニング計60 問/100問 正答率60.0%
Part5 20問/30問 正答率66.7%
Part6 10問/16問 正答率62.5%
Part7 30問/54問 正答率55.5%
リーディング計60問/100問 正答率60.0%
合計 120問/200問 正答率60.0%
【TOEIC600点台のための勉強法】
TOEIC600点はしっかり基礎を固めれば、比較的早期に到達可能なレベルだと思います。
このあたりのレベルだと本当に伸び白が大きくてやった分だけ結果が返ってきますので、モチベーション的にも良いサイクルが作りやすいです。
短期集中で一気にTOEICスコア600点台を掴み取りましょう。