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この記事では、TOEICスコア700点台を取るための対策を解説します。
まず必要正答数を提示し、次におすすめの勉強法を解説していきます。
【筆者について】
英語圏海外駐在経験5年の経理マンです。
【経歴・資格など】
・TOEIC500点から945点までスコアアップし、20代で海外赴任の機会を得る。
・日常的にビジネスで英語を使用。
・簿記1級保有者。
TOEIC700点台のために必要な正答数
1.TOEIC700点台には70%弱の正答率が必要
TOEIC700点台を目指すにあたって、まずは必要な正答数・正答率を把握します。
公式問題集の点数換算表や自身の受験スコアから推測すると、TOEIC700点を取るには70%以上の正答率があれば安全と思われることがわかります。
下記が公式問題集7の点数換算表から抽出した正答数と点数の対応表になります。
出典:公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7より集計
また、少し点数が低いですが、著者がTOEIC 690点と700点まであと少しだったときの公式認定証(アビメ)もご参考に添付しておきます。
ABILITIES MEASUREDの各項目には出っこみ引込みありますが、全平均はちょうど70%となっており、ほぼスコア通りと言える水準となっています。
2.セクション別正答数の目安
以下が70%の正答率を得るための、セクション別正答数の目安になります。
Part1 04問/06問 正答率66.7%
Part2 20問/25問 正答率80.0%
Part3 26問/39問 正答率66.7%
Part4 20問/30問 正答率66.7%
リスニング計70 問/100問 正答率70.0%
Part5 23問/30問 正答率76.7%
Part6 12問/16問 正答率75.0%
Part7 35問/54問 正答率64.8%
リーディング計70問/100問 正答率70.0%
合計 140問/200問 正答率70.0%
リスニングに関しては、比較的点数が伸ばしやすいPart2で稼げると他のPartが楽になると思います。
リーディングに関しては、700点台であれば、Part 7を全問正解する必要はなく、後半4題(問題数で約15〜20問)くらいは時間的に間に合わなくて「塗り絵」になってしまっても全く問題ありません。
ただし、解いた問題は全問正解するという意気込みは必要になります。
TOEIC700点台のための勉強法
1.単語帳でTOEIC高得点に必須の重要表現・重要単語を覚える
TOEIC700点台を目指しているということは、既に600点台は取れていると思います。
もしまだ600点に達していない場合は、まずは下記記事を参考にしてください。
TOEIC600点台を取れていれば、TOEICの基礎的な語彙量は網羅できていると思いますので、次にやるべきことは、さらなる高得点のために必須の重要表現と重要単語を抑えることです。
なお、下記が各点数毎に必要な単語数の目安になります。
CEFRレベル | TOEIC | 英検 | 英検の級別目安英単語数 |
---|---|---|---|
C2 | |||
C1 | 945点以上 | 1級 | 約10,000〜15,000語 |
B2 | 785〜940点 | 準1級 | 約7,500語〜 |
B1 | 550〜780点 | 2級 | 約5,100語〜 |
A2 | 225〜545点 | 準2級 | 約3,600語〜 |
A1 | 220点以下 | 3級以下 | 〜約2,100語 |
上記図は下記資料及びウェブページより著者が集計・作成。
出典:
・各試験団体のデータによるCEFRとの対照表 文部科学省資料より
・IIBCホーム >【公式】TOEIC Program 公式】> TOEIC® Program各テストスコアとCEFRとの対照表
・英検1級英単語のレベルと単語力テスト
・英検準1級英単語のレベルと単語力テスト
・英検2級英単語のレベルと単語力テスト
・英検準2級英単語のレベルと単語力テスト
・英検3級英単語のレベルと単語力テスト
ウェブサイト「英語の友」より(運営者:旺文社)
上記図から785点を取るのに最低約7,500語必要であることがわかりますので、TOEIC700点台に必要な語彙量は7,000語程度は必要であろうと考えられます。
TOEIC600点台に達している方は、既に6,000語以上の語彙量があるはずですので、プラスで1,000語補充すれば、700点レベルまで語彙量を上げることができます。
その際、具体的にどの単語帳を使用するかですが、私のオススメは次の2つになります。
最初の「金のフレーズ」のウリは、600点台から900点台までに必要な必須の1,000単語を順番に効率よく覚えることができるという点です。
600点レベル 助走の400語
730点レベル 加速の300語
860点レベル 飛躍の200語
990点レベル 頂点の100語
その他重要語句なども合わせると、この本を全てマスターすると合計で1,400語の重要単語を習得することができます。
今は700点台を目標にしていますので、助走の400語と加速の300語を抑えるので良いでしょう。
余裕があれば、860点レベルの飛躍の200語まで手を出してもいいと思います。
二つ目のスピードマスターは、収録されている単語数は3,000語と広範囲に単語をカバーしています。
「金のフレーズ」はとても良いのですが、600点台の方が使うと語句を絞りすぎていると感じる方もいるかもしれませんので、そのように感じる方にはこちらをおすすめします。
「金のフレーズ」は700点後半以上のスコアを取ってから取り組むと、より効果があるように思います。
2.リスニング問題の回答テクニックを教材で学ぶ
実は、リスニングパートは回答テクニックを学ぶだけでかなり点数が伸びます。
簡単・有名なものとしては、
などです。
教材からは、こういったすぐに点数に直結するようなテクニックを学ぶことができます。
当時、テクニックを全く知らなかった私にとっては本当に目からウロコでした。
ちなみに私が使用していた教材は次のものになります。
人によって相性もあるのですが、個人的にはPart1&2の方が読み上げられる文章が短くて取っ付き易いと思います。
なので、まずはPart1&2の対策から始めるのがいいかと思います。
3.TOEIC試験に慣れる
皆さんも経験があるかもしれませんが、特に勉強していなかったのにTOEICスコアが上がった!ということはありませんでしょうか。
これはTOEICテスト自体のスコア精度もあるのでしょうが、私たちがテスト形式に慣れてきているというのが大きいと思っています。
ちなみに、最も効率よくTOEICに慣れる方法は、ズバリ本番試験を受けまくることだと思います。
定期的に受験することで勉強にもメリハリが出せますし、その結果を受けて勉強方法の軌道修正も早くできます。
ただ受験にはそれなりにお金もかかることを考慮して、1年間で4回受験するくらいのペースが妥当かと思います。
もしくは、公式問題集やその他の問題集を解いてみて、ある程度手応えを感じてきたら、その都度試験に申し込むという形でも良いと思います。
まとめ
まとめになります。
【TOEIC700点台のために必要な正答数】
- セクション別正答数の目安は下図の通り。
Part1 04問/06問 正答率66.7%
Part2 20問/25問 正答率80.0%
Part3 26問/39問 正答率66.7%
Part4 20問/30問 正答率66.7%
リスニング計70 問/100問 正答率70.0%
Part5 23問/30問 正答率76.7%
Part6 12問/16問 正答率75.0%
Part7 35問/54問 正答率64.8%
リーディング計70問/100問 正答率60.0%
合計 140問/200問 正答率70.0%
【TOEIC 700点台のための勉強法】
TOEIC700点以上は履歴書に書いても恥ずかしくないレベルと言われるスコアです。
また、TOEIC700点台を達成すれば、次は800点台の大台も見えてきます。
TOEIC受験の経験値も溜まってきていると思いますので、慣れによるスコアアップも重なり、一気に700点台を取れてしまう方も出てくるかもしれません。
逆に点数が思うように伸びない場合は、TOEIC700点の要件を満たすための単語力の不足や文法力の不足が考えられますので、一度立ち止まって現状を見直してもいいかもしれません。