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この記事では、TOEIC Part1で安定して点数を取れるようになるための対策と勉強法を解説します。
TOEIC Part1はリスニングパートの中ではそこまで難易度が高いPartではなく、しっかり対策できていれば満点が取れるPartです。
ただ、油断をしていると意外に点数を落としてしまうこともあるPartでもあります。
Part1で思わぬミスをしてしまうと、精神的にダメージを受けて以降のリスニングにも影響が及んでしまう可能性がありますので、油断しないことが重要です。
この記事にある方法を実践すれば、Part1を安定した得点源にすることができます。
【筆者について】
英語圏海外駐在経験5年の経理マンです。
【経歴・資格など】
・TOEIC500点から945点までスコアアップし、20代で海外赴任の機会を得る。
・日常的にビジネスで英語を使用。
・簿記1級保有者。
TOEIC Part1 問題形式
問題形式 | 1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送される。説明文は印刷されていない。4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマークする。 |
問題量 | 少ない(6問) |
難易度 | 易〜普通 |
1.TOEIC Part1 概要
Part1は、4つの選択肢が1度だけ読み上げられ、その中から問題用紙の写真を正しく描写している選択肢を選択するリスニング問題です。
問題数は6問で、リスニングパートとしてはそれほどウェイトは高くありません。
Part1はコツを掴めれば安定して点数を取れるPartですので、しっかり対策をして得点源にしましょう。
2.例題と解説
Part1の写真描写問題には大きく分けて2種類あります。
実際の例題と一緒に見ていきましょう。
①人物描写問題
まずは、人物描写の問題を実際に見ていきます。
下記はTOEICのホームページにある実際のサンプル問題です。
出典:IIBCホーム >【公式】TOEIC Program 公式】> サンプル問題
この問題に対する回答は、(D) “A woman is plugging a power cord into an outlet” となります。
人物描写問題で重要なのは、主語と動詞を正確に把握することですが、特に動詞を正しく聞き取ることが重要になります。
主語については、写真を見れば大体予測がつくので、そこまで難しくありません。
音声が読まれる前に写真に目を通して、読まれるであろう内容を大まかに予測しておき、動詞を確実に聞き取ることに集中しましょう。
②風景描写問題
次は、風景描写の問題を実際に見てみます。
本当はTOEICのホームページにサンプル問題があればよかったのですが、風景描写のサンプル問題がありませんでしたので、アルクの関連サイトから引用させて頂きます。
出典:ENGLISH JOURNAL ONLINE
この問題に対する回答は、(B) “A sofa has been pushed against the wall. となります。
個人的には人物描写問題よりも風景描写問題の方が難易度が高いと思っています。
その理由としては、人物描写問題は動詞に集中すれば大体回答できますが、風景描写問題は主語に選ばれる可能性のあるモノが多く、主語と動詞の両方を気にかけなければならないからです。
実際にこの例題でも、(A)の主語はvase、(B)はsofa、(C)はFlowers、(D)はlampと異なるものとなっています。
そういった意味では、内容をしっかり聞き取れるレベルのリスニング力と単語力が求められると思います。
TOEIC Part1対策 おすすめ勉強方法と教材
1.TOEIC Part1に頻出の英単語をおさえる
Part1で出題される英単語には傾向がありますので、頻出の英単語を覚えることはマストです。
使用する教材としては、下記のようなPART1に特化した問題集が効率的です。
また、TOEIC公式問題集も外せません。
特に公式問題集の解答には、”Words & Phrases”というTOEIC頻出の英単語・英語表現が掲載されていますので、それを使って効率的にTOEICで頻出の表現を習得していけます。
上記2つの教材にある英単語をマスターすれば、少なくともほとんどのリスニング内容は把握できるようになるはずです。
2.ディクテーションする
ディクテーションとは、音声を聞き、それを文章として書き取りすることを言います。
英語のリスニング能力を高めるという意味では、その人のレベルに合った教材であれば問題ないのですが、TOEIC対策という目的であれば、TOEIC形式の教材を使用した方が効率的です。
私は紙に書き出してやっていましたが、今は便利なアプリがたくさん出ているようですので、それを利用しても良いと思います。
何個か実際に試してみましたが、
という選択が良さそうです。
もちろんアプリを使わずに、例えば先程紹介したTOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 2 & 1、公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7等の市販教材を使用するのでも全く問題ありません。
ちなみに実は、ディクテーションにはもう一つの利点があります。
それは、書き取りのために集中して英語を聞く練習をすることで、リスニングの持続力が身につくことです。
TOEICのリスニング問題を解く上で一番の敵は、集中力が続かなくなることです。
冷静に考えて日常生活であまり聞くことのない英文を聞き続けるのには、かなりの集中力を要するのがわかると思います。
しかし、ディクテーションで持続力を鍛えることで、Part1〜Part4まで集中を切らさずに乗り切れるようになれます。
3.音声スピードを上げてリスニングしてみる
先ほど紹介した下記教材のリスニングのアプリでは、音声の速度の設定ができます。
余裕のある方は、リスニング力を鍛えるために音声スピードを早めて使用してみることをおすすめします。
本番のテストの音声が本当に遅く感じるようになり、気持ちに余裕を持って試験を受けることができるようなります。
TOEIC Part1 ですぐに使えるテクニック
Part1の点数を上げるのに一番有効なのは、上記の方法で地道にリスニング力を上げることです。
ただ、すぐに使えるテクニックもありますので、紹介しておきます。
1.ディレクションが読まれている間に写真を先読みする
Part1が始まる前に下記のようなディレクション(約1分)が読まれます。
その内容は、問題形式及びその例題の説明です。
出典:IIBCホーム >【公式】TOEIC Program 公式】> サンプル問題
既に問題形式を把握している我々はこの説明を聞く必要は全くありませんので、この間に6問全ての写真に目を通してしまいましょう。
事前に写真の内容を把握しておくことで、読まれるであろう音声の予測もでき、落ち着いてPart1に取り組むことができます。
2.写真から明確に判断できない選択肢は不正解と考える
写真からパッと見で判断しづらい選択肢は不正解のことが多いです。
試験問題である以上、通常、正解の根拠が明確でない選択肢は正解にはなり得ません。
たまに悪問・奇問の類としてそういった選択肢が正解となることもあるかもしれませんが、無視して良いでしょう。
迷った時に使ってみてください。
3.マークシートの塗り方を工夫する
マークシートを塗る際にもコツがあります。
手順は簡単です。
最初はAのところにシャーペン・鉛筆を置いておきます。
そして音声が読み上げられて、Aが正答でないと思ったらB、Bも違うと思ったらC・・・という風にシャーペン・鉛筆をスライドしていきます。
もし迷った場合は、動かさずそのままにしておき、正答と思える音声が聞こえたら、そこに動かします。
もし、その後の選択肢に正答がないと思ったら、今シャーペン・鉛筆を止めている選択肢にマークしましょう。
こうすることで読み上げられ済みの選択肢の内容を忘れてしまって、混乱するような事態を防ぐことができます。
まとめ
まとめになります。
【TOEIC Part1対策 おすすめ勉強方法と教材】
【TOEIC Part1 ですぐに使えるテクニック】
TOEIC Part1は、慣れてくれば安定して満点が取れるPartです。
しっかり対策して点数を稼いでいきましょう。