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この記事では、
- 今の会社の待遇に不満があり、転職を検討しようと思っている
- 評価はしてもらっているが、今の業務が自分が本当にやりたい業務ではないので、転職したい
- 人間関係も悪くないが、なんとなく将来に不安を感じて、転職したいと感じている
といった方向けに、逆に、転職しない方が良いと思われる状況を解説していきます。
私は20代で海外赴任を任命してもらえる程度には会社から評価をしてもらっていたと思いますが、内実、海外赴任を任命される直前まで「もう会社を辞めたい」と考え、転職エージェントに登録・面談する段階まで行っていました。
理由は、
・やりたい業務をやらせてもらえていなかった
・給料や待遇に不満があった(←後日これは転職エージェントとの面談で認識が間違っていたことが判明)
というのが主なものでした。
給料や待遇については自分の認識違いでしたし、業務の不満についても結局は希望していた海外赴任のチャンスをもらえたので、今思えば、別に会社を辞めなくてもいい状況でした(むしろ辞めなくて正解でした)。
この自分の経験と転職エージェントと話した内容をもとにしながら解説していきます。
【筆者について】
英語圏海外駐在経験5年の経理マンです。
【経歴・資格など】
・TOEIC500点から945点までスコアアップし、20代で海外赴任の機会を得る。
・簿記1級は受験3回目で何とか合格。
・現在、新卒で入った会社に10年以上勤務中も、一時期転職活動を行っていた。
妻が転職2回で年収を300万上げた強者であることもあり、転職事情にも知見がある。
今の会社に残ることを検討すべき5つの状況
1.今の給料が高い
年収は所属している会社と年齢で決まるのが現実です。
今の年収が高いということは、年収が高い業界=収益性の高い業界にいて、かつその業界の中でも一定以上の企業に勤めているということを意味します。
この場合、転職してしまうと給料が下がってしまう可能性が大きいです。
同業界で規模の小さい会社に転職した場合、当然年収が下がってしまう可能性が大きいですし、異業界に転職した場合も、それが収益性の高くない業界≒年収の低い業界の場合には、年収が下がってしまう可能性の方が高いでしょう。
特に下記にあるような高収入とされる業種から異業種への転職では年収減については覚悟しておく必要があります。
1位. コンサルティング業界 平均年収935万円
出典:CLABEL 【2021年最新版】業界・業種別平均年収ランキング【令和版】
2位. 金融/保険業界 平均年収757万円
3位. メディア業界 平均年収743万円
4位. エネルギー業界 平均年収681万円
5位. 不動産業界 平均年収675万円
6位. 飲食業界 平均年収666万円
7位. 運輸業界 平均年収650万円
8位. 医療業界 平均年収642万円
9位. エンタメ業界 平均年収634万円
10位. 建設業界 平均年収627万円
今の高い年収は維持したいのに、明確な理由がなく転職すると、後で後悔することになると思います。
2.今の会社で高く評価されている
今すでに高い評価を得られていることが確信できる場合は、本当に転職すべきなのか一旦考えましょう。
評価されている=今後も良い仕事が回ってくるチャンスに恵まれる可能性が高い、と言えるからです。
私も危うく転職するところでしたが、最終的には海外赴任という素晴らしい機会を得ることができました。
一度高評価のサイクルに乗ってしまえば資産運用と同じ、雪だるま式に経験値と評価が高まっていきます。(逆に一度ダメなやつとのレッテルを貼られてしまうと、そこからの挽回は非常に難しいということの裏返しでもあります。)
今せっかく高評価の良いレッテルを貼られているのであれば、今後も昇給・昇進の見込みがあると思いますし、今の会社で頑張ってみるという選択肢が正解になる可能性は少なくないと思います。
なぜなら、高評価を得ているということは、その会社の求める人材像、つまり評価基準に合致している人材と見られているからです。おそらく実際に評価をつける直属の上司とも上手くいっているはずです。
実際のところ評価基準とは曖昧なものではありますが、一言で言うと社風に合っているということが言えると思います。
この社風に合うというのが曲者で、入社してみないとわからないことが多いです。
結婚と一緒で長くお付き合いできる相手と出会うことは簡単なことではありませんので、自分が今の環境に合っているなと思えるのであれば、無理に別れる必要はないと思います。
隣の芝は青く見える、です。
3.社内で一目置かれている部署に所属している
いわゆる花形部署に所属している場合です。
そういった部署にいる時点で会社からある程度評価されていることが言えると思います。
また、役員の経歴をみて、花形部署を経験している人が多い場合、将来的に自分も会社の中枢になれる可能性が高いとみることができます。
一般的に花形部署は成果が出やすかったり、評価されやすかったりするので、更なる相乗効果もありそうです。
4.職場がホワイト
ここで言う職場がホワイトとは、次のような状態が考えられます。
・上司や同僚との人間関係が良好
・しっかりと有給休暇を取得できる
・業務が適性に配分されていて過度な負担がない 等
これは本当に入った会社、入った職場によるので、こうした条件が揃っていればそれだけで幸運と言えるでしょう。
転職を2回経験し合計3社に勤めた妻からの情報で面白いと思ったのが、大企業になるほど人間関係や福利厚生も含めて働く環境も改善された!という点です。
年収も上がり福利厚生も充実し、職場もホワイトになるのであれば、文句なしですね。
逆は勘弁ですが。。
5.年齢が40歳以上
最近は35歳転職限界説はもう古い!と言う話も聞こえてきますが、転職に関してはやはり若い方が有利です。
私が相談したある転職エージェントからは、「転職するなら37歳までにしてください!」と結構強めに言われましたが、やはり『40歳』と言う年齢はかなり大きな境になるようです。
また、40歳からは業務スキルだけでなく、部下をマネジメントした経験も求められます。
もし、マネジメントの経験がないまま40代を迎えてしまって転職活動をする場合、難易度が相当高くなることを覚悟すべきでしょう。
また、求人案件数自体も年齢が高くなるにつれて少なくなることにも留意が必要です。
出典:ビズリーチ > 転職活動Q&A > 年齢によってスカウト数が異なる理由
まとめ
まとめになりますが、転職をすべきでない状況としては次の状況が考えられます。
上記に複数当てはまるような場合、焦って動くべき必要はないと言えます。
今の会社に勤め続けた方が良い条件で働ける可能性が高いと思います。
転職エージェントと話した内容から、特に40歳という年齢に関してはかなりシビアに考えた方がいいようです。
もうポテンシャルで採用してもらえるような年齢ではなく、マネジメント能力を含めた絶対的な即戦力を求められます。
それでももし転職活動を開始したいという場合は、現状の転職市況や自分に対する客観的な評価を知るために、まずは自分に合いそうな転職エージェントに登録してみることをおすすめします。
前述の通り、私は転職エージェントと面談することで今の会社の待遇が悪くないことがわかって転職には至らず、海外赴任の切符を手にすることができました。
転職するにせよしないにせよ、自分が今感じている不満を聞いてもらったり、転職の現状を知ったりすることで、正しい判断ができるようになります。
転職エージェントは無数にあり迷ってしまいますが、下記が私達が利用したエージェントになりますので、是非参考にしてみてください。
・リクルートエージェント(妻が2回の転職の際に利用)
・PASONA
・JACリクルートメント
・ビズリーチ